ハローワーク松山、四国初の氷河期世代支援窓口を設置│利用条件は?

画像愛媛労働局「ハローワーク松山」

ハローワーク松山(愛媛県松山市)は2019年12月2日、就職氷河期世代を対象にした専用の支援窓口を開設しました。

就職氷河期世代とは、バブル崩壊の影響から雇用難を迎えた時代に就活期を迎えた世代(1993年~2004年)。支援対象者の多くは低スキル・低キャリアによる不安定雇用に悩んでいることから、求人開拓・職業訓練などを通じて窓口側から支援し、安定雇用を目指す計画です。

氷河期世代を対象にした支援窓口は兵庫県や大阪府に存在しますが、四国ではハロワ松山が初の試みです。域内では推計8,800人程度が支援を必要としていると見られており、今後の動向に注目が集まっています。

対象世代は35才~55才、ただし条件アリ

当サイトがハローワーク松山に取材したところ、支援対象者は35才~55才との回答がありました。

就職氷河期世代の年齢は一般的に35才~45才(2019年時点)と認識されています。しかし、ハローワーク松山は46才以降の支援対象者についても「雇用の難しさに直面している」と解釈し、支援を提供する考えです。

ただし、実際に支援を受けるには年齢条件(35才~55才)に加えて「既に正社員として働いているなど、安定雇用を得ていないこと」という条件が課されています。

同窓口は「(不本意な)非正規雇用に悩む人」を対象にしており、既に十分なキャリアを積んだ人が転職先に利用するなどの目的から作られたものではないからです。

参考バブル崩壊…就職氷河期世代へハローワーク松山が相談窓口を設置【愛媛・松山市】/Yahoo!ニュース

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