引き裂かれた手紙がきっかけか。川崎殺傷の容疑者宅から手紙見つかる

 神奈川県警はこのほど、2019年5月に川崎市にて発生した殺傷事件の容疑者・岩崎隆一氏の自室にて、叔母が容疑者に向けて送った手紙のうち1通が、ビリビリに引き裂かれた状態で発見されたと明かしました。

 情報によると、内容は「自立してはどうか?」といった趣旨のもの。

 手紙は川崎市精神保健福祉センターの勧めにより、2019年1月2日と7日に出されました。しかし岩崎容疑者は手紙に対して「自立している」と否定的な反応を示したとのこと

 2019年2月には、事件に使われたと思われる包丁4本を購入しています。

叔母の手紙、引き金か

 センターの勧めにより出された叔母の手紙が、事件の引き金になった可能性は十分に考えられる話です。

 ひきこもり事案の当事者らは、それぞれ複雑な事情を抱えていることから、一概に言えるものではありませんが、当事者に向けて一方的に自立を促したり、示唆する行為が、本人を追い詰める可能性は大いにあります。

 また今回の事案では、連絡媒体として手紙が使われたところもポイントです。

(故人のため)当人と叔母の関係には判然としない部分もありますが、一般的に手紙によるコミュニケーションは直接対話と比べ温度が低く、真意が伝わらなかった可能性も(手紙は本人がその場にいないため、意図を説明できない)あるでしょう。

自立促す手紙、ビリビリに 容疑者が反発か 川崎殺傷/Yahoo!ニュース

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