吉野川市が県内初の氷河期採用、行政職や保育教諭など募集決定

参考就職氷河期世代を対象とした職員採用試験を実施します/吉野川市

徳島県吉野川市は2020年3月11日、氷河期世代を対象にした採用試験の実施計画を発表しました。

市公式サイトおよび総務担当者からの情報によると、市では「行政(事務)、建築、保育教諭」の3職種を若干名ほど採用する計画です。対象は1974年4月2日~1986年4月1日に生まれたひとで、学歴・職歴不問で募集するとのこと。1次試験は2020年5月下旬ごろになる見通し。

なお、記事発表時点で試験内容や形式などは明らかにされていませんが、今後2020年3月発表予定の募集要項にて公表されるものと見られます。

国の要請受け試験を決定

吉野川市は徳島県の自治体ですが、同県ではこれまで、氷河期世代採用試験を実施した自治体がありません。

宝塚市や真岡市など一部の例を除き、多くの基礎自治体(市町村等)は県庁採用に続く形で氷河期採用を決しているため、比較的珍しい事例です。

吉野川市の担当者は実施の背景について、「市では対象世代の職員数が他の世代を比べて相対的に少ない状況が続いているほか、募集職種の不足だった」とコメント。市では国や総務省の要請も受け状況を確認し、総合的に対象世代への支援を決定したものと見られます。

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