40歳以上の引きこもり増加、鹿児島県が実態調査を公表

鹿児島県が、「引きこもり」についての初めての実態調査を実施し、その結果を公開しました。この調査は、昨年の8月から12月にかけて県内の民生委員や児童委員4,222人を対象にアンケートを行ったもので、回答率は72.5%でした。調査の結果、引きこもり状態にある人は916人と判明し、そのうち約6割が40歳以上でした。

結果の詳細

年代別に見ると、特に40代と50代の人々に多くの引きこもりが見られ、男女比では男性が70.4%、女性が24.3%で、男性の方が多かったことがわかりました。最も多かった引きこもりの期間は10年以上で、その理由の多くは「不明」と回答されました。引きこもりの把握は、近隣住民からの情報提供や各世帯の見守り、安否確認時に多く把握されました。

結果から言えること

この調査結果から、40歳以上の大人の引きこもりが増えていることが明らかになりました。特に、就職が難しいとされた時期に大人になった40代、50代の人々に引きこもりが多いことが指摘されています。また、引きこもりの多くが家族と一緒に住んでいることが判明しました。

全国では141万人

この調査は、内閣府が全国で実施した調査を基に行われました。内閣府の調査では、15歳から64歳までの人々の中で、約146万人が広い意味での「引きこもり」とされています。特に新型コロナウイルスの影響で、社会環境の変化が引きこもりの一因となっていることが示されました。

全国調査では女性比率の増加が指摘されましたが地方は男性偏重の傾向です。中年~高齢男性の困窮は女性と比べ共感を呼びにくく支援が滞りがちです。行政制度の活用も視野に入れるべきかと思います。

 

 

参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6f4a01dd11da9ccc929fa5289b339fca1126c2

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