
「努力しろ以外で」公務員合格を目指すシリーズ、第三回目となる今回は、面接試験をピックアップしていきたいと思います。
面接に苦手意識をお持ちのアナタ、どうして自分が面接を苦手だと思っているかわかりますか。
- あがり症で、人前に出るとなにも言えない
- 不器用で自信がなく、立ち振る舞いに出てしまう
- 無職ばかりでアピールポイントが見つからない
色々ありますよね。このコラムを書くきっかけを下さった先代編集長も、7年以上連続無職してたそうで、面接にはずいぶん悩んでいました。
ただ、先代編集長はある日、面接をほぼ確実に突破する方法を見つけたそうです。「これで合格間違いない!」と威張ってました。
そして、実際に合格したんです。
今回は「どうしても(どこでもいいから)公務員になりたい」と願っているアナタに、そんな秘伝のテクニックをご紹介しようと思います。
事前に面接官の情報を集めよう
まずはあがり症で、人前で話すのが苦手な人にアドバイス。
面接官がどんな人か、事前に調べておきましょう。
これを実行するだけで、アナタの面接難易度は大きく下がるはずです。
そもそも、人前に出てあがってしまう原因のひとつは「相手のことがよくわからないから」です。実際、気心の知れた友達や家族相手に上がってしまう人はいませんし、アナタもまた、身近な人と話すのに抵抗感はありませんよね。
ですから、面接試験でのあがり症を治すには、まず相手との距離を詰めることが大切です。
さて、公務員試験の面接試験は、大体「知事や市長(あるいは副市長)、人事関係の部長、周辺組織の人事担当者」で構成されます。
ですから、知事や市長がどのような考え方をして、どんな話し方をしているのか事前に調べてしまうと良いでしょう。
彼らは必ずと言っていいほど市のイベントなどに参加するので、直接話を聞いてみるのが一つの手です。また、議会の録画放送などを見るのも手です。
受験者はよく「こんな風に答えたら、どう思われるんだろう…」と気にしますが、それは相手の考え方がわからないから。相手の人となりが理解できれば、望ましい答え方も見えてきます。
コロナを利用しろ
面接は表情が大切と言われますが、これは不器用な人にとって苦痛です。
また、容姿に自信がなく、顔全体を見られているだけでコンプレックスを感じてしまう方にとっても、面接試験はつらいですよね。
そんな不器用さんのアナタには、コロナ利用をオススメします。
「コロナを利用?何言っているんだ?」
とお考えになるでしょうが、何のことはありません。コロナウイルス対策と称して、大型マスクをつけてしまえばいいんです。
普段の面接試験では、マスク着用なんて当然NG行為です。しかし、コロナウイルス対策という大義の御旗を掲げたマスクからは、むしろ「配慮しているな~」と好印象が期待できます。
表情さえ隠してしまえば、アナタは自身の不器用さを覆い隠し、表情を気にせず面接できます。言い換えてみれば、普通の受験者が「表情+答弁内容」で勝負しているのに対して、アナタは答弁内容だけで勝負することができるんです。
これ、不器用さんにとっては大きなアドバンテージになるでしょう。
落としていない自治体を受けろ
さて、最後はどうしても面接に通らない人に向けた、究極の戦術です。
その戦術とは、「受験者を面接試験で落としていない自治体を受ける」ということ。つまり、過去の受験生のデータを調べて、どの段階で選抜される傾向があるのかをよーくチェックすればいいんです。
自治体とは不思議に偏りのあるものでして、見比べていると不思議の傾向が見つかります。
「筆記試験はたくさんの人が通過しているのに、面接でごっそり削られている自治体」があれば、「筆記試験で多くが脱落し、面接はほとんどスルーパス状態の自治体」まで様々です。
つまり、どんなに努力しても面接試験をパスできないとお悩みの方であれば、後者の自治体を受ければ超高確率で合格できます。実際、過去ほとんど面接で落としていない自治体も、私はいくつか知っています。
まとめ
今回は、面接苦手さんに向けた記事を書きました。
質問内容の想定ばかりに力を入れて、なかなか結果を出せない方のお役に立てればと思います。
ただ、シリーズ①から繰り返し申し上げていますとおり、この対策は「どこでもいいから公務員になりたい」とお考えの方にしか向きません。あらかじめご承知おきの上で、実践していただければと思います!