
画像fa-angle-double-right就職氷河期世代を対象とした採用試験の実施について/富山県
富山県人事課は2020年1月22日、就職氷河期世代を対象にした採用試験を今後3年間ほど継続して実施する方針を明らかにしました。
同県は公表した資料によると、令和2年度試験は36才~50才(令和3年4月1日時点)のうち、富山県民あるいは東京圏(注1)に居住し通勤するひとを対象に、事務職・技術職をそれぞれ若干名採用予定です。学歴および職歴は不問とのこと。
なお、試験詳細は2020年5月に公開し、2020年8月頃より募集を開始する予定です。
注1:条件不利地域除く
どうして富山県と東京圏に限られる?
富山県の試験は、年齢要件に加えて、居住地資格(富山県および東京圏内)を満たした人のみ受験できます。
当サイトで同県は居住地要件を設けた理由について伺ったところ、富山県については「県民の採用を優先する」趣旨があるとの回答が。東京圏内については、「県として東京圏からの移住を推進しているから(=地方創生)」との回答がありました。
氷河期世代への支援と同時に、東京に集中した人材を確保し、一極集中の解消を推進する狙いがあるものと見られます。
参考fa-angle-double-right就職氷河期世代を対象とした採用試験の実施について/富山県