千葉県鎌ヶ谷市が氷河期世代の募集を決定、初年度は土木職

画像鎌ヶ谷市

千葉県鎌ケ谷市は2019年11月26日に開かれた報道関係者向けの会見にて、30代~40代半ばの就職氷河期世代の人に向け、公務員正規採用試験を実施する考えを明らかにしました。

鎌ヶ谷市によると、2019年内には募集要項を取りまとめ、2020年以降の試験で氷河期採用を進める計画です。他に第一弾となる2020年は土木関係の専門職を対象にし、2021年度以降は保育士、保健師などを求める方針などが示されました。

氷河期世代を対象にした公務員試験は、千葉県内では鎌ヶ谷市が初の試みです。全国区で見ると、兵庫県宝塚市や三田市などが実施しています。

今後、一般行政職も検討される

鎌ヶ谷市の決定について、ネットでは否定的な声もあがっています。

同市の募集は土木や福祉分野の専門職に限られますが、氷河期世代のなかには十分なキャリアを詰めずにいる人材も多く存在します。

「氷河期世代を採用」という点では評価できても、これでは「氷河期世代の実情(キャリア不足)に応えていないのでは?」といった批判です。

ただし、同市は今後開催を予定する試験にて、「一般行政職も検討していく」としています。今後の動向によっては、行政職の募集が実施される可能性もあるでしょう。

参考氷河期世代の採用枠、千葉県鎌ケ谷市も 年明けに第一弾/Yahoo!ニュース

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事