茨城町が氷河期世代の募集を開始、事務職3名、障がい枠1名

画像就職氷河期世代及び障がい者を対象とした職員採用試験実施案内/茨城町

茨城県茨城町はこのほど、氷河期世代を対象にした採用試験で、一般事務職3名のほか、氷河期世代を含む事務職(障がい者)1名の募集案内を発表しました。

公開された案内によると、1975年4月2日~1988年4月1日のあいだに生まれた人が対象です。学歴・職歴に関する記載はありませんが、教養試験は短大・高卒程度とのこと。

募集は2020年2月6日~2020年3月7日の約1か月間にかけて行われ、2020年3月22日に1次試験を予定しています。

 

職員年齢構成から募集を決定

 

茨城町の募集決定は、「職員の年齢構成」が影響しています。

採用試験の実施は国が推し進める氷河期世代への支援計画が募集決定の大前提としてあるものの、茨城町の職員年齢構成の実情として「30代前半~40代の職員数が相対的に少ない」という事実があるとのこと(担当者談)。

就職氷河期が訪れた当時、多くの自治体では採用枠を一時的に調整する、いわゆる定員適正化計画が進められました。同計画は行政による人件費負担を減らす一方で、採用者数の絞り込みによる職員年齢構成のバランスに影響を与えてしまい、不均衡が生じています。

一般的に、行政施策は多様な世代による意見を集約し、総合的に決定することにより、バランスの取れた施策となります。茨城町の氷河期採用には、町で不足する30代前半~40代の人材を手厚くカバーする目的があると見られます。

 

参考就職氷河期世代及び障がい者を対象とした職員採用試験実施案内/茨城町

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