愛知県の社会人採用試験ってどう?問題レベルや内容、雰囲気など解説

みなさんこんにちは!当サイト運営のゆめです。

2019年9月22日開催の、愛知県・雇用機会に恵まれない社会人向け採用試験を受験してきました。

受験資格や応募方法は別の記事で語っているので、ここでは、試験会場の雰囲気や試験の内容などを詳しく語っていこうと思います。

 

ゆめ
いつものニュース記事と違って、ブログ風に主観的な視点から書いてるわ。気楽に読んでね

 

 試験問題の内容は「わたしの記憶力」に頼って作られたものです。試験問題の持ち帰りは禁じられているため、正確なものではありません。

 

問題じたいは基本レベル

 

試験問題の難易度は、ごく基本的なレベルです。(ただし、倍率はVeryHard)

わたしは参考書と問題集を1冊読み込んだ程度の勉強で挑みましたが、「あれ。これ見たことあるなぁ」といった問題ばかりが出題されました。

たとえば、

 

各科目からの出題内容
  • 政治 → 憲法改正の条件、内閣と国会の関係
  • 経済 → バブル崩壊~現代までの完全失業率に関する出題
  • 数学 → 基礎的な関数を使った面積の計算
  • 地理 → 河川の流域面積や長さに関する出題 例:日本でいちばん長い川は?(わたしは間違えました!!)

などでしょうか。どれも中学~高校で学習する範囲です。

 

また、正確な知識がなくても、ある程度こたえにたどり着ける問題も多かったです。

日本経済に関する出題
バブル崩壊の影響で景気が悪化したが、最近は人手不足の影響で雇用が増加し、完全失業率が10%程度に回復した

ゆめ
え?回復して10%ってすごく大変な状況のような…

 

化学に関する出題
塩化銅(CuCl2)のイオン式において、銅イオン(Cu2+)と塩化物イオンに電離するが、Cu2+は「電子を受け取った状態or失った状態」のどちらか?

ゆめ
イオンなんてわかんないよ。でも、プラズマクラスターってマイナスイオンがどうとか言ってたような…

 

世界史に関する出題
ヨーロッパは大航海時代に海外進出したが、これは「コショウなどの香辛料が求めていたorトウモロコシが欲しかった」からであり、現地住民らに「先進医療or伝染病」を広めるなどの結果をもたらした。

ゆめ
海外ドラマや映画でやってたような…

 

生物に関する出題
緊張や集中に影響するのは「交感神経or副交感神経」で、リラックスや睡眠時に影響するのは「交感神経or副交感神経」である。

ゆめ
健康番組でよくやってるよね…

 

このような問題が出題されました。ストレートな出題のものなら、正確な知識がなくても、ある程度答えが導けそうですよね。

 

判断推理と数的推理も定番出題

 

判断推理と数的推理は、公務員試験のメインディッシュです。

今回の試験ではどちらも5問程度出題されました。内容的には、教科書を1回読んだだけのわたしでも、「見覚えあるなー」と痛感するほど基本的なものが大半です。

具体的には、

  • お店にバナナとブドウとリンゴとメロンが並んでいる。いずれか2つを買うとして、下記の条件が成立するとき、確実に言えるのはどれか?
  • 40枚のカードセットの一番上に赤いカードがある。これを上から15枚取って一番下に入れる動作を4回繰り返したとき、赤いカードは何番目に位置するか。

などです。

まったく触れていない方は、「なんだこれ!」と感じてしまうかもしれません。しかし、実はこれ、公務員試験の定番問題です。

わたしが買った公務員試験の教科書・問題集のどちらにも書いてありました。

 

最新情報がないと解けない問題も…

 

ただし、かつて学習した知識だけでは解けない問題もありました。

たとえば、下記のような問題です。

民法改正に関する出題
政府は女性の結婚年齢を18歳に引き上げたが、飲酒や喫煙に関して「20才のままとしたor18才からとした」。また、選挙権は「20才のままとしたor18才からになった」。

 

時事と言うには古いですが、10年以上前の知識でこれは解けません。(ニュースでやっているから、時事なのかなとも思いますが)

ちなみに、現役世代の高校1年生に尋ねたら、正確な答えが返ってきました。どうも、最近の授業ではこういうのも学ぶようです。

 

試験時間はかなり短い!!

 

はじめて受験する方は、試験の短さにかなり注意が必要です。

公務員試験は50問で120分だったり、40問で90分などの時間が与えられますが、この試験は50問でたった90分しかありません。

1問あたり2分もかけられない計算です。

また、試験会場に時計がありません。つまり、時計なしで乗り込むと、常に不安を抱えながら問題に挑むことになるでしょう。

来年受験する方、時計は必須ですよ!

 

試験会場の雰囲気

 

試験会場の雰囲気は、一般的な資格試験に近いものをイメージしていただければと思います。

受験前は「氷河期世代だから男性が多いのかな」と思っていましたが、実際に訪れてみるとOL風の女性もかなりいます。

服装はバラバラで、オフィスカジュアルな方もいれば、キャラものTシャツ&半パンのラフな格好の方もいました。

個人的には、「スーツでバシっとくる人もいるんじゃないかな…」と思っていましたが、そんなひとは、ほとんどいなかったと記憶しています。(入り口前でカメラを回していたのですが、やはり映像にも見られませんでした)

結論として、ラフな格好でいいんじゃないかなと思います。

 

倍率は80倍。今後も高どまりが続くでしょう

 

最後に倍率。執筆時点では愛知県が正確な来場差数を出していないので断言はできませんが、今回はおよそ80倍と推定されます。

わたしも受験しましたが当然、合格の自信がありません。

ただ、氷河期試験としてはこれでも結構マシな方です。同じ日に実施された宝塚市の試験では、応募者1,600人超&倍率545倍にもなりました。

もっとも、氷河期支援は来年から本格的にスタートします。

今後は更に多くの対象世代が、社会復帰を目指すでしょう。公務員試験が現状のままである限り、アイドルのオーディション並みに厳しい試験が続きます。

 

おわりに

 

いやぁ、公務員って憧れますよね。

いろいろ批判もありますが、安定性から来る信頼はかなり強く、カード会社や不動産会社の審査は常に最高ランクの扱いです。

また、公務員は婚活市場でも大人気。

公務員の独身男性という属性だけで、常に高い人気を誇ります。「型にはめたような社会復帰」を目指すなら、最有力の選択肢と言って良いでしょう。

ただ、現状のままでは合格がかなり厳しいのも事実です。

「もう少し大きなチャンスを!」

とご希望の方は、当サイトの電子署名などオススメです! いただきましたご意見は、わたしが責任もって自治体にお伝えします。

 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事