
わたしはゲームに対して、複雑な思いを持っています。
「ゲームが好きなのか?」と問われますと、間違いなくYESです。過去ゲームを理由に何度も会社を退職して引きこもり、いまも仕事を放り出してゲームに没頭してしまうからです。
しかし、「ゲームをして楽しいか?」と問われますと、必ずしもYESとは言えません。基本的には楽しいですが、将来や現実が浮かぶと想うと、暗澹とした気分になるからです。
「それでもゲームを続けてしまう方」は、わたしのようにゲーム依存と言えるでしょう。
今回はそんなお悩みを持つ方に向けて、「ゲーム依存から脱出し、社会復帰する方法」をご紹介しようと思います。
方法1:嫌いと感じた仕事はすぐ辞める
まず、嫌いな仕事にムリして就くのはオススメしません。
すぐ辞めて、ゲームに戻ってしまうからです。
いいですか。仕事は人生の大半を過ごす場です。「やりたくなかったり、苦痛に感じる仕事を続け、一生を終えたいとは思う人」がいるなら、わたしはどうかしていると断言します。
かつて、わたしはコンビニバイトをしましたが、
- クレーマーに頭を下げるスキル鍛えて嬉しいの?
- レジ打ちや検品なんて、溢れているのよ
- わたしの人生。サブヒーラー?(やりたくない仕事の意)
と、自分の選択を後悔する日々でした。
それでも、ゲームのように感謝されるならマシですが、現実で待っているのは「上司や先輩たちのエラそうな言葉」です。
はぁ?
なんて生意気な店長さん。コンビニバイト時代は、本当に最悪でした。
仕事がつまらないとストレスが貯まります。また、不満な気持ちはゲームのプレイスタイルにも反映され、まったくいいことがありません。
結局、不満が昂じたわたしはすぐに退職。ゲーム依存に戻ったのを覚えています。
方法2:得意なスキルを持つ
ゲームでもリアルでも、「得意スキルのない人」は邪魔者です。
競争の激しい現代社会に、邪魔者の居場所はありません。得意スキルのない人の選択肢は、基本的に「デキるまでガマンするor諦める」の二択です。
なかには「働くこと=嫌われないこと」とばかりに忖度三昧の日々を過ごし、鬱屈している方もいます。
ですが、このような経験を以って「自分に仕事はムリだ」と思い込むのはいけません。
なぜなら、仕事は需要のある得意スキルを持っている人なら、途端に難易度が変わるから。つまり、ゲームと同じ仕組みです。「この人がいないと回らない仕事」があるだけで、給料や待遇ばかりか、求められるコミュ力も大きく水準が下がります。
したがって得意スキルの無い人は、まず得意スキルを身につけるところからはじめましょう。
「勉強をする・資格を取る・バイトする」どんなことでも構いません。
前職の意経験を活かすなり、新しい業界にチャレンジするなり、本格復帰の前に技術を磨くことをオススメします。実際、過去引きこもっていながら復活した人の多くは、社会復帰の方法として「得意スキル」を挙げています。
方法3:できるだけ好きな仕事につく
具体的に、好きな仕事や職業がある人は、その仕事を目指すのが一番です。
これもゲームと同じで、興味のない職より、好きな職でプレイした方が楽しいから。
就職までの道のりは、遠くても構いません。例えば看護師のように、学校をでないといけない仕事でも方法1で紹介した「嫌いな仕事にムリして就く」より、はるかにマシです。
好きな仕事についていると、自然と仕事に熱中します。
たとえば、コンビニバイトだったころの不満タラタラのわたしより、フリーランスとして独立したわたしの方が、仕事に対する姿勢は真摯です。
ゲームのプレイ時間は減りましたが「働かされている感」がないので、まったくストレスも感じません。
方法4:フリーランスとして独立する
「いまさら、やりたい仕事なんて就けるワケない」
そんな方には、フリーランス化がオススメです。
たとえば「テレビ局のニュースキャスター」は、雇われるスタイルにこだわっている限り、簡単就ける仕事ではありません。ですが、フリーランスとしてならYoutubeなどの動画コンテンツにチャンスがあります。
ライターやイラストレーター・プログラマーも同様です。
職業も就職しようとすると大変な仕事も、フリーランスなら簡単に就けます。クラウドソーシングサイトを利用すれば、集客もさほど難しくはありません。
フリーランスは自由時間が増えるので、ゲームとの両立やバランス配分もカンタンです。ゲーム依存な方にはピッタリではないでしょうか。
方法5:「続けられそうな仕事」に就く
「好きな仕事もないし、やりたいこともない。ゲームこそ現実だ!」
とお考えの方には、ともかく「続けられそうな仕事」をオススメします。ゲームを持続的に楽しむには、安定した収入が不可欠です。
では、続けられそうな仕事とはどんなものか?
その答えは人によって異なりますが、ゲーム中心の方には「あまり消耗しない仕事」でしょうか。神経を使ったり、気を使ってばかりの仕事は避けた方が良いでしょう。
逆に。高齢者向きの仕事や自分と似た傾向の人が続いている仕事など、オススメできるかと思います。
楽な仕事については、過去紹介した記事があるので、ご参照いただければと思います。
まとめ
ゲームにハマってしまう引きこもりさんは、アナタだけではありません。わたしを含め、引きこもりさんの相当多くが、ゲームに依存した生活を過ごしています。
もっとも、わたしたちはゲームが好きと感じていますが、現状のままでも良いとは思っていません。それは本稿を読んでいるアナタも、同じ気持ちかと思います。
ストレスなく引きこもりを脱出するには、嫌な仕事を避け、就きたい仕事に携わるしかありません。準備期間中に得意スキルを育てておけば、ゲームと同じでスムーズに再スタートできるはずです。
現代社会において、復帰の方法は就職だけではありません。
失敗のリスクはありますが、フリーランスとして独立したり、誰かとチームで独立する手も考えられます。
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