「引きこもりは香港の未来」│メディアが日本の8050問題を報じる

香港のニュースメディア「香港01」は2019年8月、引きこもりと高齢親子の共倒れ現象「8050問題」を、日本の社会問題として報じました。

香港01は事例として、若いころ就職に失敗し、56才になるまで両親と引きこもり続けたS氏のケースを紹介。

両親が他界しても引きこもり続けたS氏の様子や、食料の手配や医療施設を紹介するなどしていた自治体の職員・近所の住民の努力。そして、気力も財産もなくなり衰弱死を遂げたS氏の人生を回顧し、「日本には、S氏のような中高年が引きこもりが推定61万人いる」と問題の深刻さについて触れました。

 

ゆめ
事件の内容はNHKの報道「クローズアップ現代」に書いてあるの。気になる人は下記のリンクを読んでみてね

参考ひきこもり死~中高年 親亡きあとの現実~/クローズアップ現代

 

「引きこもりは香港の未来」と危ぶむ意見も

 

報道を知った香港のネットユーザーからは、S氏一家の非業の結末を知り、複数の感想が寄せられました。

「引きこもりと8050問題は、香港の未来」
「とても悲しい…」

と、する意見がある一方で、

「廢柴嘅(負け組の意)の末路はこれだ」
「黒シャツ(デモに関係する隠語)よりはマシ」
「フェイクニュースだ」

など、突き放す意見も。日本のネットユーザーと同様に、様々な意見が挙がっている様子。

報道は末尾部分で「川崎殺傷事件」とともに日本の社会問題として紹介し、「社会のケアシステムが求められる」と締めくくりました。

 

参考日本男子靠屋企養至50多歲 父母過世後不能自理餓死家中/香港01

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