厚労省が「サポステ・プラス」設置方針│サポステに氷河期が仲間入り

画像就労・自立支援、50歳まで拡大=氷河期世代に対応-厚労省/Yahoo!ニュース

 

厚生労働省は2019年8月20日、若者などを対象にした就職支援施設「地域若者サポートステーション」の対象年齢を、従来の「40才未満」から「50才」に引き上げると決めました。

引き上げ措置は、就職氷河期世代への支援が目的

未曽有の就職難に巻き込まれた彼らの多くは、現在も引きこもりや不本意な働き方に悩んでいます。同省は概算要求にて予算を確保し、2020年度に「サポステ・プラス」として50才までの無業者専用の支援窓口を作る方針です。

 

ゆめ
2020年4月より全国サポステが氷河期対応します! 先行実施の愛知サポステに支援内容を取材しました

地域若者サポートステーションとは?

サポステ・プラスのイメージ

 

地域若者サポートステーションは、就労に対する意欲はあるが、長期ブランクや対人能力に不安を抱える人を対象にした就労支援施設です。

もう少し詳しく言いますと、

  1. 「いきなり履歴書や面接はちょっと…」という方に履歴書の書き方や面接の方法を訓練する
  2. 「どんな職業に就いていいかわからない」という方と会話を通じてヒントを導く

など、ハローワークなどではカバーできない「就職の前段階」を支援する役割などを担っています

従来は「こうした層は若者に多い」と考えられてきましたが、35才~44才の氷河期世代問題が表面化し、今回の年齢引き上げに対応したというものです。

 

サポステ・プラスは「住居相談にも対応」

 

厚労省は2020年度の概算要求にて、50歳までの無業者を対象にした「サポステ・プラス」を、全国177拠点のサポステ内に設置する方針です。

さらに、このうち12拠点は住居や生活に関する相談窓口「生活困窮者自立支援窓口」と一体化する考え。仕事ばかりか生活基盤そのものを失いかけている人に、仕事と住居の両面から支援し、社会復帰を促すというものです。

なお、当事務所で「とちぎ県北若者サポートステーション」に取材をしたところ、「サポステ・プラスは2020年4月以降の設置になりそう」とのこと。ただし、同サポステでは「(現段階では)対象年齢外の人が相談に来ても、対応しますよ」とのこと。

現場としてより柔軟に動き、門戸を開いていく考えです。

 

ゆめ
「とちぎ県北若者サポートステーション」のひとは頼りになりそうな印象だったよ!

 

参考地域若者サポートステーション/厚生労働省人材開発統括官

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