
神奈川県は2020年11月11日、全国に数十万人・県内3万9千人とされる不安定雇用に悩む氷河期世代を対象にした就職フェア「かながわ正社員就職フェア」の開催を発表しました。
「かながわ正社員就職フェア」は就職氷河期世代の採用に意欲的な姿勢を見せる県内企業を集めた、合同就職面接会です。2020年4月1日時点でおおむね35歳~55歳未満の人材のうち、非正規やフリーランス・無職状態の人を対象に、参加費無料・入退場自由の形式で実施するとのこと。
県によると、開催場所は県内の主要都市各所です。具体的には、横浜市に川崎市、相模原市ならびに藤沢市などでの開催が予定され、2020年12月8日~2021年1月31日にかけて実施するとしています。(記事発表時点)
2020年12月8日 | 〔第1部〕12時00分~15時00分
〔第2部〕16時30分~19時30分 |
新都市ホール(横浜市) |
2020年12月19日 | 13時00分~16時00分 | 藤沢商工会館ミナパーク 多目的ホール(藤沢市) |
2021年1月16日 | 〔第1部〕12時00分~15時00分
〔第2部〕16時30分~19時30分 |
KCCIホール(川崎市) |
2021年1月20日 | 13時00分~16時00分 | 相模女子大学グリーンホール 多目的ホール(相模原市) |
2021年1月31日 | 〔第1部〕12時00分~15時00分
〔第2部〕16時30分~19時30分 |
新都市ホール(横浜市) |
県内には約3万9千人の不安定就労者
神奈川県が公開した「かながわ就職氷河期世代活躍支援プラットフォーム事業実施計画」によると、県内には35歳~44歳未満で不安定就労に悩む層が、約3万9千人存在します。
県では政府が立てた就職氷河期世代支援プログラムを受けて策定した神奈川県就職氷河期世代支援プラットフォームに基づき、2020年11月11日から今後3年間かけて、正規雇用者を約2万1,800名ほど増加させる計画です。
手法としては、不安定就労に悩む層を現況に合わせたいくつかのカテゴリーに分類し、それぞれに必要な支援を届けていくとのこと。例えば、ハローワークの就労支援や助成金の活用のほか、合同面接会の開催や就職情報の提供、カウンセリングや支援員によるサポートなどを予定しているとしています。

参考fa-angle-double-rightかながわ正社員就職フェア2020/神奈川県
参考fa-angle-double-rightかながわ就職氷河期世代活躍支援プラットフォーム事業実施計画(添付資料)/神奈川県