
「准看護学校ってどうなの?」とギモンな方に実態を解説しちゃいます!
「たった2年で看護師になれる」ってステキですよね。働きながら勉強できて、奨学金ももらえちゃう。さらにゆくゆくは公務員も狙えたり…とってもオトクに感じちゃいます。
でも、このような話を耳にすると「そんなウマい話あるの…?」と思ってしまうのが普通です。どこかに落とし穴がありそうな予感です。
ここでは実体験に基づいた准看護学校について解説します。
目次
准看護学校って?
准看護師になるための専門学校です。
定時制と全日制の2種類あって2年通い卒業すると准看護師になれます。高卒の方が多いですが中卒でも入学できます。(ここ見てる人は知ってる人が多いと思うケド)
日本准看護師連絡協議会や転職系アフィリが詳しく紹介しています。准看護師の概要から知りたいという方は是非参考にしてくださいね。
参考:
https://www.junkankyo.com/nurse.php?category=2
業界未経験でも入学できるの?
もちろんできます。
私が入学した学校は業界未経験の方もたくさんいました。業界的に医療事務や看護助手の方もいますが、異業種だった方や働いていない方も多いです。
未経験であること自体は、あまり気にしないで良い印象です。
年齢層はどうなの?
年齢層は10代~40代と幅広いです。
私が入学した学校では30代が中心的な印象でした。入るまでは「10代ばかりだったらどうしよう…」とか心配していましたが、実態はそんなことまるでなくって、安心です。
このあたり、大学の看護学部とはだいぶ違ってくるかと思います。
働きながら通学できるの?
働きながら通学できます。(実体験)
もっとも、授業は全日で週3~5あるので職場の理解は必要です。医療系や福祉系の勤務先なら事情を話せば対応してもらえますが、異業種では難しいかもしれません。
准看護学校の入学難度は?
カンタンです。
特に地方の准看護学校は定員割れが多いので学生確保に奮闘している印象です。英語や数学など社会人が苦手とする科目を廃止して、面接を重視するところも多いです。
准看護学校の学費は?
2年間で100万円前後かかります。
概要は協議会がホームページで解説してます。学校ホームページを覗いてみるか、オープンキャンパスで教えてもらうのが手段でしょうか。
ただ、多額ではないにせよ「公表されている費用以外にもお金が必要」な場面があるのは要注意。断りにくい形でいろいろかかってしまうこともあるんです…。
ちなみに、奨学金を利用すると負担感はほとんどないです。
奨学金ってどうやれば?
主に学校に関係した医療機関が提供しています。
私が借りた奨学金は、学費の大半をまかなえるほどでした。「卒業後一定期間勤務で返済免除」という条件がついているのも嬉しいですね。給料もあるので、貯金なしでも節制するなら大丈夫かと。
ただし!奨学金は借金です。
順調に卒業できれば良いのですが…詳細は別記事で解説しますね!
正看護師も狙えます
条件を満たすと正看護師になれます。
ルートはいくつかありますが、卒業後すぐに高等看護学院(略称;高看)に直行するのが最短ルート。7年実務経験を積んでから、通信課程で、というのんびりルートもあります。
個人的には、キャリアアップの選択肢が複数のあるのも准看護師の魅力だと思っています。
公務員も狙えます
県立や市立病院に勤務すれば公務員になれます。
ほかにも独立行政法人など準公務員的な職場もあるので安定志向の方には良いのかも。病院は総じて安定性が高いですが、公務員なら更に安心…だと思います!
ただまぁ、地方は医療規模の縮小が著しいです。あと委託してるとこも多いです。
キャリア再建ならアリ!
准看護学校について解説しました。
私としてはキャリア再建としてアリかなと思います。医療や福祉は資格がないとできない業務も多いのですし、専門性も身に着きます。
入学動機が生活手段の確保という方も多いです。試験はカンタンなので、選択肢に入るのではないでしょうか。このあたりは反響次第で別記事で詳しく書きたいと思います。