
画像fa-angle-double-right“就職氷河期”世代を支援…専用の相談窓口を設置 神戸市/Yahoo!ニュース
兵庫県労働局は2019年9月3日、神戸市ハローワークに就職氷河期世代を対象とした専用の相談窓口を設置しました。
ひきこもりや(不本意な)非正規など多用で複雑な状況を抱えたひとに「伴走するようなかたち」での支援を想定しています。相談者にたいしては複数のチーム制で対応し、個別の事情に応じて職業訓練を実施したり、キャリアプランの設計などを実施する考え。
さらに就労が続かないひとへの支援として、職員が採用数か月後に経営者や当人と対話する「定着支援」なども検討していると明かしました。「紹介して終わり」にならない、新しい形の支援が期待できます。

ゆめ
ハローワーク神戸に取材を申し込んだところ、定着支援は「本人の同意」が得られない場合は実施しないそうよ。あんしんしてね。
氷河期世代100万人に支援が必要
兵庫県労働局は今後、尼崎市や姫路市に同様の窓口を設置する考えを示しています。神戸市のみの設置ではじゅうぶんに支援できないとの見方です。
就職氷河期世代とは、バブル崩壊による雇用難に直面した1993年~2004年に学校を卒業し、就職活動に直面したひとたちです。
政府は氷河期世代のうち、約100万人ものひとが非正規・ひきこもりとして不本意な生活を過ごしていると見ており、「支援対象者を3年間で30万人の正規雇用する」を目標に立て、大規模な支援計画を進めています。
今回の施策は兵庫県労働局によるものですが、支援の動きは今後、全国的に進むものと見られます。
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