
日本社会は、ニート・ひきこもりに異様に厳しい社会です。
以前、わたしはネットで「楽な仕事がしたい!」と訴えたことがありますが、その反応はとても辛辣。
- 楽な仕事なんて人によって違うだろ
- 楽な仕事なんて存在しない
- 楽な仕事なんて甘えるな
このような批判を、つぎつぎと浴びることになりました。
もちろん、親やハロワにも相談しました。でも期待むなしく、誰に相談しようと同じような説教が続くだけ。わたしは社会全体に疲れを感じて、「そんな説教、聞きたくなーい!!」と耳を塞ぐ日々を続けました。
…本稿を読んでいるアナタも、同じ思いではないでしょうか。
そこで今回は、わたしが引きこもりだった頃に手に入れた、楽な仕事の探し方を紹介しようと思います。。「楽な仕事なんてあるはずがない…」と諦めている皆さん、諦めてしまう前に、このページを読んでください。希望が見えてくるかもしれません。
念のため言います。ここに書いてある情報は、ほとんどの転職サイトにはありません。いろんな事情があって書きにくい、本当のテクニックばかりです!
方法1:「自分のパイセン」がいる仕事を探せ
ハッキリ言います。アナタにとって100%楽な仕事は、自分のパイセンがいる仕事です。
たとえば、この記事を読んでいるアナタが「肉体労働が嫌い」なら、汗を流すのがイヤな人が続いている仕事を探しましょう。「人間関係が嫌い」なら、人間嫌いな人が就いていそうな仕事を探せばいいんです。
つまり、自分と似た性格・年齢の存在(ロールモデル)が続いている仕事を選ぶべきです。ここに注意して仕事探しするだけで、失敗リスクは大きく下がります。
実際、この「マネをする」考え方は、ビジネス界隈でも常識です。
「楽して稼ぎたいなら、成功しているヤツの真似をしろ」こんなセリフ、聞いたコトありませんか。職探しも基本的には同じでして、成功者のパクりこそ、楽な仕事が見つける近道です。
知恵袋やSNSを使って理想のパイセンを探してみよう
現代社会は、SNSが発達した時代です。
友達や知人がいなくても、知恵袋やTwitterを活用するだけで簡単に自分のパイセンが見つかります。
試しに、アナタが興味のある仕事や楽そうだと思っている仕事について、ツイッターで調べてみましょう。きっとすぐに、その仕事に関するいろいろな情報が出てくるはずです。もちろん、掲示板や知恵袋などのサービスも有効な情報源となり得ます。
もし、アナタと同じタイプの人が見つかり、その仕事に就いて社会復帰できた人がいるのであれば、アナタは社会復帰したも同然です。アナタはその人のマネするだけで、同等程度に慣れるのですから。
追及すべき楽さ | 探すべき人 |
入社が楽 | 学歴・スキルなしの人。社会的に傷のある人。人手不足業界に就いている人。 |
成長が楽 | 能力の低い人。やる気のない人。 |
肉体的に楽 | 立ってるだけで息切れするような人。極端に太っている人。 |
精神的に楽 | ノルマ意識のない人。責任感のない人。 |
人間関係が楽 | 反抗ばかりしている人。会話が嫌いな人。 |
方法2:高齢者中心の職場を狙え
「とにかく楽な職場を出せ!」
という方には、「高齢者中心の職場」がオススメです。
ひとはだれでも、年を取ると肉体的・精神的な能力が落ちてしまいます。
ゆえに高齢者が中心となる職場では、作業ノルマやペースが彼らの能力に合わせたものです。今風にいうと、生産性が低く、楽な職場というわけです。これはつまり、体力や精神力に不安のある引きこもり・ニートな人にとっても、適した職場の可能性が高いという話になります。
そもそも、わたしたちが仕事をキツく感じてしまう、もっとも大きな要因は「作業過多・能力不足」です。ニートや中高年ひきこもりが、元気あふれる若者やヤル気MAXの外国人と戦っても、とても勝てるものではありません。
わたしたちがすべきことは、戦う相手を間違えないこと。これを身に着ければ、自然と楽な職場が手に入ります。
シルバー向けの求人を探そう
まずはシルバー歓迎系の求人を探しましょう。
シルバー歓迎系の求人は、「シルバー歓迎」や「中高年OK」などで調べれば、いくらでも見つかります。こうした求人のなかには、本当に高齢者でなければ応募できないものもありますが、たいていは若者やミドル層の応募も受け付けています。
職場見学も有効
気になる職場がみつかったら、職場見学してみましょう。
見学の目的は、「やる気のなさ」のみ。
一般的に「見るべき」と言われる、従業員の仲の良さや雰囲気みたいな、下らんことは気にしないでOKです。職場の雰囲気や仲の良さなんて、不適合者が1人入った瞬間、あっという間に変わります。どんなにイイ感じの職場でも、アナタがそこで必要とされる人材になれなければ、たちまちイジメ天国が待っています。
ですから、やる気のなさは大切です。
ダラダラ・ノロノロと働いている職場なら、それだけアナタにとっても居心地の良い職場になるはずです。
高齢職場ならミドル層も若者です!
高齢者は、未熟な引きこもりやニートにとって、利用価値たっぷりの存在です。
彼らのなかには、十分な社会経験を積んだひとも多くいます。教え方は優しく、うまいひとが多いです。これは職業能力の低いわたしたちにとって、非常に好都合な存在です。
また、高齢者から見るとわたしたちは若者です。これも大きなメリット。わたしたちは新卒と比べて若いとは言えませんが、高齢職場なら若いというだけで可愛がられ、勝手に仕事が楽になるケースも多いです。
いや、高齢化社会万歳ですよ。
結論。高齢者だらけの職場なら、わたしたちのような人種でも相対的にうまくやっていきやすいです。「とにかく楽な職場を!」というひとには、間違いなくオススメです。
方法3:在宅系はやっぱり楽ですよ
こんな人には、もう在宅ワークしかありません。
時代の変化とは恐ろしいもので、最近はハローワークや検索エンジンで「在宅ワーク」と入力すれば、たくさんの仕事が出てきます。最近は働き方改革の波に乗り、テレワークの広まりました。
業務委託やフルコミなどが中心ですが、きちんとした雇用契約を結ぶものも増えているので、根気よく探せば安定雇用も可能です。
ただし、在宅ワークは新しい形の働き方です。就業者は全体的に若者が多く、30代~40代のミドル層が自分のロールモデルに沿った人を見つけるのは難しいです。また、賃金にしても安くなりがちという部分はあります。
あくまで、「どうしても外に出たくない人」の選択肢と考えた方が良いでしょう。
具体的な職場を紹介
「楽な職場の多い」具体的なお仕事を紹介します。
参考程度として、ヒントにしていただければと思います。
夜間施設の警備員
工場や医療機関の夜間警備員のお仕事です。
主な仕事の内容は、施設内の巡回や機器のチェックです。緊急時の電話応対などもあります。夜勤にはなりますが、いずれもルーチンワーク的なものが多く、複雑な仕事が苦手な方に良いでしょう。
また、この仕事は人間関係が希薄です。大半の施設は1人~2人程度の人員配備しかしないので、ほとんど人と会話する機会がありません。つまり、会話やコミュニケーションが苦手な方にも向いています。
実際、病院警備として働くわたしの知人は、「これほど楽な仕事はない!絶対にやめたくない!」と息巻いている始末です。
高齢男性が就くケースが多いので、男性には良いのではないでしょうか。
座ってできるライン工
わたしが過去、経験した仕事です。
やるコトは普通の工場作業と同じですが、高齢者が多く、座って作業する職場でした。お陰で立ちっぱなし工場を2日で辞めたわたしでも、1年以上問題なく継続できました。
思うに、工場や店舗で立ち続ける意味は、どこにあるのでしょうか。座って接客や作業をした方がはるかに楽だし、負担がないです。そもそも、無意味に立ち続ける仕事なんて、引きこもりやニートには苦行でしかありません。
ともかく、座ってできるライン工は楽でした。日本語の通じない人が隣に座るケースも多いので、会話も必要なければ、人間関係も存在しません。男女ともにオススメです。
在宅事務
最近できたジャンルなので、まだあまり知らない人も多いです。
やることは基本的な事務と変わりません。営業や上司の指示に応じて書類や図面を作ったり、伝票などを入力したり、ウェブサイトを更新したりする作業です。チャットワークなどのツールを使ってやりとりするので、パソコンに慣れていればどうってことはありません。
具体的な就職先としては、ネットショップやホームページ制作会社のような、ITインフラに強い企業が多数を占めています。
ただし、求人は女性向けのものが多いです。もしアナタが男性なら、応募先を見つけるのに苦労するかもしれません。
怠けもののわたしが勧める、オススメ就職サイト!
オススメの転職サイトをご紹介します。
ただし、リクナビ、マイナビ、タウンワークなど、誰でも知ってる超定番サイトは除外しているので、一度も探していない方は、まずそちらがオススメです。
オススメ就職サイト1:綜合キャリアオプション
まとめ
楽な職場を探すときは、自分に向いていない職場を避け、
一般的に楽と言われる仕事でも、中身がデキる若者だらけなら、きっと肩身の狭い思いをするでしょう。デキなさそうなやつが集まってる職場に、デキなさそうなやつとして乗り込む。究極的には、これが一番の理想です。