新型コロナ感染で受験断念も、氷河期採用のカギを握る感染症対策

参考令和2年度吉野川市職員採用試験における感染症対策について

 

徳島県吉野川市はこのほど、市が実施を予定する令和2年度職員採用試験にて、新型コロナウイルス等に感染し治癒していない人について、受験を控えるよう求める方針を明らかにしました。

市は2020年4月15日に公開した資料「令和2年度吉野川市職員採用試験における感染症対策について」にて、既に新型コロナウイルス等(学校保健安全法で出席停止が定められている感染症を含む)の感染症を罹患し治癒していない人について「当日の受験を控えていただくようお願いします。」と明記。また、吉野川市は「受験を停止したこのことを理由とした欠席者向けの再試験の実施予定はありません。」と記載し、感染により受験を中止した受験者に対して再試験などの措置は実施しない考えを示しました。

市がは一連の措置について「衛生管理体制構築のため」と説明しており、感染症の拡大を防ぐ意図があるものと見られます。

 

ゆめ
罹患は(りかん)って読むの。言葉の意味としては、病気にかかることだよ!

 

最悪、感染症が合否を分けてしまう可能性も

 

日本政府は現在、新型コロナウイルスに伴う自粛要請の解除や緩和の動きを模索するなど、社会の正常化に向けて舵を切ろうとしている状況です。

しかし自粛要請の解除後も、マスク着用や手洗いなど基本的な感染症対策の必要性を求める意見は根強く、テレワークの推進など3密対策に繋がる施策を含め「新しい生活様式」が議論されています。これに伴い、公務員や民間事業者の現場においても、感染症対策への意識管理がこれまで以上に重視されるものと考えられます。

また、感染症は症状が軽症である場合であっても、拡散防止の目的から入院や自宅待機を求められます。現在はコロナウイルス蔓延の寛解が期待されている状況ですが、不要不急の外出などにより感染拡大が寛解する前に感染し、自宅待機などにより受験が難しい状況に立たされては、致命的と言わざるを得ません。感染症対策が合否を左右すると言っても良いでしょう。

 

なお、感染者への受験自粛を求める考えを明かした吉野川市は、受験者らに「日常の手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染症対策、十分な睡眠、バランスのとれた食事を心がけて、万全の状態で試験に臨んでください」と呼び掛けて、日常的な感染症対策を促しています。

 

受験生においては、採用試験の再開が予定される現在、気を抜かず十分な感染症対策が求められていると言えるでしょう。

 

ゆめ
つまり気を抜いてウイルスに感染しちゃうと、採用試験や面接を控えざるを得ないこともあるってことね! 感染症対策にも気を付けてね!
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