氷河期も受験可能に!愛知県が学歴・職歴不問で採用候補者試験を発表

画像社会人を対象とした愛知県職員採用候補者試験/愛知県

愛知県は2019年7月、社会人を対象とした正規県職員の採用候補者試験を発表しました。

同県は氷河期世代の社会問題などを考慮して、本年度試験(2019年)より受験年齢枠を拡大を決定。1975年4月2日~1990年4月1日に生まれた方を申込枠に含め、学歴や職歴を一切問わない募集に踏み切りました。

氷河期世代にあって、中卒の方や・非正規・無職の方でも受験できるなど、より広い世代を採用する方針と見られています。

 

氷河期世代・ひきこもりを含め広く募集

愛知県の受験案内で注目すべきは、「より広い人材を募集する」という意欲です。

従来の社会人試験では、常に年齢や職歴の問題が指摘されていました。無職や非正規雇用の多い氷河期世代にとっては、年齢だけでなく職歴審査も不利だからです。

しかし愛知県は本年度の受験案内にて、「やむなく非正規雇用にとどまっている方の正規雇用化等をすすめるため、学歴や職務経験を不問とした試験を実施します」と明示。明らかに時代に翻弄され、非正規・無職など望まぬ状況にある氷河期世代を意識したコピーの打ち出しを決めました。

採用に前向きな意向が、透けて見えるかのような文章です。

 

試験日はいつ?申込日は?何人受かるの?

愛知県が発した募集案内によると、試験の受付期間は2019年8月1日~2019年8月12日の合計12日間(郵送の場合は2019年8月12日消印まで有効)です。1次試験は2019年9月22日が予定とのこと。

募集枠は合計5名で、いずれも事務区分。採用後は県役所や保健所・県立学校などに配属され、行政事務全般に携わります。

公務員は社会一般的に、理想的な職の1つとされている仕事です。時代の流れに翻弄され、苦しみ続けた世代にとって、大きなチャンスと言えるでしょう。

 

参照社会人を対象とした愛知県職員採用候補者試験/愛知県

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